いきあたりばったり。


by ikue-551
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ゴッホと叫ぶ女

今日は会社は定休日。月一の連休なの。
この連休の目玉は、舞台鑑賞でございます。

三谷幸喜脚本・演出「コンフィダント・絆」

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三谷節炸裂って感じ。
ホントよく笑ったし、よくしんみりした。

舞台はパリで、画家4人と、絵のモデルの女のお話。

ゴッホ→生瀬勝久
ゴーギャン→寺脇康文
スーラ→中井貴一
シュフネッケル→相島一之
モデル→堀内敬子

というキャストでした。
堀内さんというと、劇団四季出身の人で、最近では有頂天ホテルに出てたね。松たか子の同僚役。
これは芝居であってミュージカルではないけど、彼女だけは劇中に何度か歌うシーンがあります。その歌声の美しいこと。ほれぼれですよ。

画家は、正直後の二人は全く知らない・・・・。
ゴーギャンも何となく名前は、って程度。
まあ何も知らなくても楽しめたよ。

ひたすら、ただひたすらゴッホはうざかった〜。
才能があるのに悲観的な生瀬ゴッホは、みんなに迷惑ばかりかけるのです。
もう生瀬さんにしかできないあのアクの強さ。

寺脇さんもステキでした。
なんていうのかなあ、舞台映えのする俳優と言うか。
この人の魅力は、テレビや映画よりも舞台でこそ発揮されるのではないかしら。うまく言えないんやけど、演技力があるのはもちろんとして、間の取り方とかちょっとしたセリフでも客を笑わせられる俳優。脚本以上のことをどんどんこの人は生み出してるんだろうな、と一番感じさせられたわ。

昔から三谷組だった相島さんは、役にぴったりはまって当然として、
意外だったのは中井貴一。
この人のセリフや動きでこんなに笑ってしまうとは。
正直そんなに好きな俳優じゃないけど、新たな一面を見た感じがしたよ。
この中井貴一見るだけでもお金払う価値あったかも。

話は最後、結局この4人の友情が消えてグループ解散ってところで終わるんだけど
(というか、芸術家同士のあいだに元々友情なんてなかったという結論なんだけど)、
結構しんみりして「ああなんか後味悪いかも」と思わせといて、これで終わりかと思いきや、やっぱりおまけ的にほんのり温かくなるようなエピソード(グループ結成当時の様子。解散した今となってはちょっと切ないけど)を持って来て、ちょこっと生瀬ゴッホのセリフで笑いを取って終了。
バッドエンドで終わらせないあたりが、さすが三谷幸喜って感じだ。


そして、カーテンコール。
堀内さんがでてきてお辞儀、そして4人の画家たちを呼ぶ。
4人が出てきてお辞儀。

すると・・・・・

「ゴッホ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」

と絶叫する女性客の声が・・・・・。
なんですのん、あんた。
生瀬さんファンですか?それともゴッホマニア?

他の俳優がお辞儀する時も、横で生演奏してたピアニストが喝采を受けるときも、ひたすらその人は
「ゴッホ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
でした。生瀬さんを含め、舞台上の俳優さんたちも他の観客も苦笑いで。

でもあれはちょっとマナー的にあかんわ。
一人一人俳優がお辞儀してる時も、ひたすらゴッホコールだったから。
失礼でしょ〜。

けど、これはもしかしたら数多くの三谷作品のなかでも最高傑作かもしれん。
ミタニストの人、もしくは舞台好きな人、これは必見です。
そして今後大阪公演に行く人、ゴッホ女がたぶん客席にいますので(彼女は常連でしょう)、それも含めて楽しんできてください。
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by ikue-551 | 2007-05-30 00:45 | 映画・舞台