いきあたりばったり。


by ikue-551
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おばあちゃんは女優

家にお年寄りのいる人は分かる話なんやけど、今度から介護の認定がきつくなるのね。
今うちのばあちゃんは一人でトイレもいけるし、杖があれば歩けるし、階段の上り下りできます。今年88なんですけどね・・・。全然ぼけてないし、元気なもんだ。

皆が日中いないので(今は私と母は仕事してないから家にいるけど)、おばあちゃんは朝から夕方までデイサービスに行ってます。市から補助が出るから、月々ほんの数万負担するだけで迎えにきてくれて、日中の面倒を見てくれる。

ところが、その介護の認定がきつくなると、もし認定の度合いが軽い方に修正されてしまったらデイには行けなくなっちゃうのね。もし自費で行くとしたら、恐ろしい金額を取られるんだってさ。だから、今のままでは認定が下がることは間違いないから、嘘をついてでも認定を下げないようにしないと、おばあちゃんは一日中ひとりで家にいることになってしまう。

ほんで、今日その認定の係員がやってきた。
どんな風に歩くのか、トイレ行けるのか、ぼけてるか、話を聞いたり実際に行動を観察したりするの。
おばあちゃんは田舎の人やし実直と言うか、不器用と言うか、まあ頑固者やな。嘘がつけない。しかも、年寄りというのはこういうときこそ頑張って実力以上のものを発揮してしまうものです。

だから、母は今日その係の人が来ることをあえて言わなかった。
ただ、何日か前に説明をしておいたけど、もう耳も遠いしよくわかってないと思う、と母は言ってた。デイに行けなくなるかも、ということは分かったみたいだけど、と。

絶望的な状況の中、係員はおばあちゃんに言った。
「今年おいくつ?」
おばあちゃんは答えた。「80」

「今の季節は?」
「・・・春?」

見事にぼけかけた老人を演じたそうだ・・・・!
その場には母もいたのでうまく話をあわせたそうで。

父は母に「お前もおばあちゃんも役者やのう〜」と笑っていました。
これで認定下がったらもう仕方ないって感じ。

でもばあちゃん、やるときはやる女だったのね。見直したわ。
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by ikue-551 | 2006-10-14 22:31 | 日々のこと