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いきあたりばったり。


by ikue-551
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三丁目の夕日

映画見てきました。
「ALWAYS 三丁目の夕日」です。名作ですよ、これは。

この時代(舞台は昭和33年)を知らない者としてはあんまり感情移入とかできないんじゃないかと思ってたけど、セットの精密さとCGのすばらしさと、そして子役を含めて芝居のうまい俳優ぞろいなので、そこを見るだけでもう大満足っすわ。

もちろんストーリ−もよかったよ。何もない時代なのにみんな幸せそうなの。常に将来に対してどこか希望を持ちながら生活してるのよ。(映画の中でもそうやし、実際もそう。)
出来上がってしまった時代に生まれた私らには絶対に分からない感覚や。むしろそれをうらやましいとさえ思う。だからこそこの映画が支持されてるのかもしれないな。

キャストでは、「嫌な人の役に初挑戦」の吉岡秀隆が良かった。
初挑戦とか言われてるけど、私的には「北の国から」の純のほうがよっぽどずるくて嫌なやつだったけど。まあ今回はだんだんいい奴になるんやけどね。
しかし吉岡は「ちょっと情けない、どこにでもいる30代の男」を演じさせたら、右に出る者はいないと思う。あの年代の役者ではずば抜けてる。

あと堤さんも良かった〜。薬師丸ひろ子も、小雪も。
ほんで堀北真希(野ブタに出てる子)、この子はうまい。
ほかにも三浦友和、もたいまさこ、須賀健太などなど。
吉岡が主人公やねんけど、それぞれの登場人物全員が主人公って感じでした。

映画として見たら、カメラに写らないセットまでもがめっちゃ精密に忠実に作られてる一方で、大通りや上野駅が大掛かりなCGでつくられてるのはおもろいと思う。
ちなみにCGは、ただ作って合成してるんではなく、ミニチュアを作ってそれを写真に撮って、フォトモの様にCGに貼付ける方法をとってるそうな。映画としては新しいやり方みたいよ。

でも何が一番おもろいって、監督がこの時代を知らない若い人(40くらい)やということかしら。
それと、場面場面から自然と感じ取れる、俳優陣とスタッフの情熱。楽しんでものづくりをしてるのが伝わってくる。

も〜とにかく見に行ってみて!
by ikue-551 | 2005-11-24 00:14 | 映画・舞台